TOEIC900点のレベルはどれくらい?ペラペラ?リスニングは?

TOEIC900点のレベルがどれくらいなのか、実際に取得している人はどんな感覚なのか?気になる人も多いと思います。
今回は取得したばかりの当時の記事をリライトする形でTOEIC900点のレベルについてお話できればと思います。
(最初にTOEIC900超えたのは2017年の10月くらい、リライトは2021年の2月)
純ジャパの私がTOEIC900取得するまでにやった勉強方法・参考書
TOEIC900点のイメージ・実際のレベル
一般的にTOEIC900点というのは取得していない人からすれば、
「TOEIC900もあんの!?神様やん!!」
というようなイメージだと思います。
私も実際そうでした。TOEICで900取れるなんて夢のまた夢で、取れたらもう英語はスラスラ読めるしペラペラだし、洋画も完璧にわかるんだろうな~と思っていました。
しかしはっきり言うと、これらは残念ながら幻想です。笑
私は2017年の10月に初めてTOEIC900を取得しましたが、取得した時の感覚は正直に言うと、
「え?こんなもんなん?なんか、、思ってたんと違う、、」
というような感じでした。笑
具体的に見ていきましょう。
TOEICを解いているときの感覚
TOEIC L&Rを解いている最中の感覚としては、まあ昔よりは解けるけど、当然全部が全部完璧に自信があるかというとそうではなかったです。
リスニングに関して言うと、大体は聞き取ることが出来ますが、ところどころで集中力の問題や知らない単語などで、8~9割は聞き取れているという印象です。スピードが早いとは思わなくなりました。
Part3、4は集中力が持てばほとんど確実に解ける感じ、Part1、2の方がむしろ聞き逃したり一瞬「ん?」ってなったりすると自信がなくなるというような感覚です。
リーディングに関しては、Part5、6は文法問題は瞬殺、単語の問題はモノによっては完璧に勘というような感じです。アビメでも100%を取れることがあります。
Part7については(私はですが、)全部読み終わって5分余るかどうかというくらいで、全く余裕はないです。
とまあこんな感じで、TOEIC受験に関しても別に余裕はないです。
今や何の対策をせずともふらっと受けて900を超えるようになりましたが、取得したばかりの頃はTOEICのための勉強をしていなければ900を超えるのは難しかったです。
結局TOEICは長い試験でもあるので、集中力を保てるかどうかも重要なファクターだと思うんですよね。
こういった「慣れ」が一定程度スコアに反映されるという点でも、そもそも私は懐疑的なんですけどね。笑
スピーキング
「TOEIC900取れる人なんてペラペラでしょ?」
と言いたくなるところですが、全くそんなことはありません。笑
たぶんネイティブで言うと幼稚園くらいなんじゃないか?と思いますね。
スピーキングの際に言いたいことが出てこないことはしょっちゅうだし、英語のミーティングがあると聞けば緊張するし、全然自信はないです。笑
私なんかはむしろ、このスピーキング力で「私TOEIC900あるんですよね」って言いたくないと思ってました。笑
実際にバークレーハウスでレベルチェックをした際には(TOEICスコアを試験官には言わずに受験)、試験終了後に担当者から「試験官がTOEIC900と聞いて驚いていましたよ」とか言われ、非常に恥ずかしかった記憶があります。(笑)
海外ドラマ・ニュース
私は海外ドラマが好きでよく見ますし、毎日ポッドキャストで英語のニュースを聞いているなど、ネイティブスピードの英語を聞くこともあるのですが、海外ドラマは正直かなり聞き取りが難しく、英語のニュースはNHKWorldや、自分が知っている話題でないとキツイという感じです。
字幕無しで洋画を見るなんて夢のまた夢という感覚です。
いつかは当然字幕なしで楽しめるようになりたいのですが、これは英語圏の文化を学ぶことも必要となってきますので、また段階が異なる難しさだと思います。
TOEIC900点でも実務上支障はたくさんある
(ここから先は2017年の話)
先日顧客訪問し、先方とのミーティングに参加しました。
我が部の大口顧客の一つで、四半期ごとに決算の説明を受けたり、
重要な契約の前には電話会議の回数も多いお客様です。
私も過去に数回電話会議に参加したことがありますが、お会いするのは初めてでした。
さて、私はTOEIC900点取得者として(当然部長も認識している)、部内最年少ながら海外出張の機会も頂いております。
海外比率が低い(10%程度)当社にとって、一応海外ビジネス展開を期待される者の一人として扱って頂いている状況です。
しかし恥ずかしながら、周囲の期待値に反し、当方の英語力は正直に申し上げると低いです。
特に今回のミーティングでそれを改めて突き付けられた結果になりました。
最大の違いは「クセ」への対応力
過去の電話会議から感じておりましたが、私は正直言って上述のお客様の英語を聞き取ることが難しいです。
全くわからないということはありませんが、半分か、よくて6割といった理解度でしょうか。
私はまだ部内で一番の下っ端なので、当然ミーティングに参加すれば議事録、備忘録の記録を求められます。
しかしそのお客様は、いわゆる「クセ」のある英語を話す特徴があります。(日本人が言うなってかんじですが。)
そのためあまり理解ができず、毎回議事録作成にとても苦しむわけですが、いかんせん今までは全て電話会議ですから、直接話を聞くことのできる今回は、きっと大丈夫だろうと期待を持ってミーティングに臨みました。
ところがどっこい。
やっぱりわからないものはわからないです。笑
彼はイスラエル出身で、ヘブライ語訛りとでも言えばよいのでしょうか。
とにかく5~6割の理解度に留まってしまいます。
私はTOEIC900点取得後、英語のミーティングや、日頃の電話対応を重ねたことで、「きれいに話される英語」については、リスニングにそこそこ自信が付きつつあります。(スピーキングはポンコツですが。)
ところが「クセのある英語」については、どうも理解度が半減、それ以下の理解度になってしまいます。
一緒にミーティングに参加している部長は海外経験あり、MBA取得者の英語バリバリ人間なのですが、
彼は「クセのある英語」でも問題なく理解しているんですよね。
というわけで、ことリスニングにおいて、英語上級者との最も大きな差は、「クセのある英語」への対応だと思います。
英語ネイティブの人々が、世界的会議とかでインドや我々日本人のようなクセが強いんじゃ~って感じの英語でも問題なく理解できるところを見ると、やっぱりすごいな~と思いますし、グローバルにビジネスがしたいと考えたときに、本当に目指すべき英語力というのは、ネイティブと対等に話す力ではなく、世界中どんな発音、話し方の人とでもコミュニケーションを取れる力だと改めて思いました。
とにかく悔しい
私はこうして英語でのミーティングの機会を時々頂けるわけですが、やっぱりその度に英語力の欠如を感じますし、その現実は真っ先に突き付けられます。
大学入学時に初受験したTOEIC390点の当時から英語力は確実に向上(点数という意味では)しておりますが、やはりTOEIC900点を目標に置いていたのでは、実務上まだまだだな、と感じてしまいます。
周囲からの期待と、それに応えられない自分の実力とのギャップはまだまだ存在しますし、ミーティング中にいまいち理解できていない自分に気が付くことはとても焦りますし、めちゃくちゃ悔しいです。
恥をかきながらでも頑張るしかない
私の場合、その悔しさからまた頑張ろうという気になるわけですが、しばらくは英語ミーティングの機会をもらえれば、わからないので教えて下さいと頭を下げ、恥をかきながら頑張ろうと思います。
応援よろしくお願いします。