【金持ち父さん貧乏父さん】お金に好かれるようになるためにまず初めに読む一冊

皆さんはお金、好きですか?私はお金が好きです。たぶん嫌いな人はいないと思います。少なくとも私の周りにはお金が嫌いな人はいません。私は社会人になってから株式投資を始めたわけですが、きっかけの一つとなった本があります。今回はその本を紹介しようと思います。
金持ち父さん貧乏父さん
投資をしている人やお金に興味がある人は、間違いなく聞いたことがあるとは思いますが、私が考える「お金に好かれるために読む本」は、【金持ち父さん貧乏父さん】です。
私がこの本を知ったのは、たまたまYoutubeでこの本のまとめ版のような動画を見たことがきっかけなのですが、なかなか考えさせられることが多く、私の中で一つの「人生が変わった本」に数えられます。この本を読んだことで、お金に対する考え方が変わり、何に対してお金を使うべきなのかを改めるきっかけとなりました。
本書で出てくる名言
この本は、「金持ち父さん」と「貧乏父さん」の2人の全く異なる考えを持っている父親を持つ子供が、「なぜ2人はこんなに違うことを言うのだろう?でも金持ち父さんの話の方が面白いし、お金について勉強したろ」という感じで物語が進んでいきます。物語の中ではよく「一方の父はこうするが、もう一方の父はこうする」といった対比で語られることが多いです。
つまり、「お金持ち」と「貧乏人」の考え方の違いがわかるようになります。
具体的な言葉をいくつかご紹介します。
- 貧乏父さんの口癖は「それを買うためのお金はない」、金持ち父さんは「どうやったらそれを買うためのお金を作る出せるか考えろ」と私に教えた
- 一方の父(貧乏父さん)は「一生懸命勉強しろ、そうすればいい会社に入れるから」と私を励ました。もう一方の父(金持ち父さん)は「一生懸命勉強しろ、そうすればいい会社を買うことができるから」と言った。
- 一方(貧乏父さん)が「この家は私たちにとって最大の投資であり、最大の資産だ」と言うと、一方(金持ち父さん)は「この家は負債だ。持ち家が自分にとって最大の投資だという人は大いに問題がある」と言う
特に私が好きなのは、上記2つめのポチにある、「貧乏は良い会社に入ろうとし、金持ちは良い会社を買おうとする」という考え方です。これはまさしく、「労働者になるか、資本家になるか」という視点で考えられている言葉だな~と思いました。日本の就活でも、皆が一斉にスタートを切り、「大企業」に入るためにいかに自分をアピールするか(履歴書、面接練習、etc)を競っているわけですが、あくまで「雇われる側」ですよね。
「良い会社を買おうとする」という考えはまさしく株式投資の考え方で、良い会社に入らなくても、勉強して良い会社を見極めり力を付け、その会社に投資して所有者となることで、自分が入ることの出来ない「良い会社」の稼いだ利益から恩恵を受けることが出来るということに気付くことが出来ました。
この気付きが、私が株式投資を始める上で大きな一歩となりました。
お金のために働くのか、お金に働かせるのか
またいくつか言葉をご紹介します。
- 中流以下の人間はお金のために働く。金持ちは自分のためにお金を働かせる
- 金持ちになりたければ、お金について勉強しなければならない
ということで、金持ち父さんは、金持ちになるために、お金について勉強することを勧めます。
お金について勉強するとは
まずは、「資産」と「負債」について知ることです。
私は簿記を取得しているのでこの概念を会計上理解しておりますが、金持ち父さんの教えはずっとシンプルです。それは、
「資産は私のポケットにお金を入れてくれる。負債は私のポケットからお金を取っていく」
そして、
「金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人たちは負債を買い、資産だと思い込む」
ということ。
まず資産というのは、バランスシートの左側にある(投資)不動産、株式、債券、知的財産などの、家賃収入や配当金により、持っていることで自分にお金をもたらしてくれるもののことを指します。一方で負債というのは、バランスシートの右側にある住宅ローン、自動車ローン等の各ローン、クレジットカードの未払い分のような、返済を求められ、自分からお金を奪っていくもののことを指します。
つまり、
金持ちは不動産や株式、債券など「自分のために働いてくれるもの」にお金を使い、貧乏は家や自動車などを「資産」と思い込み、実際には税金の支払いやローンの返済に追われ、自分からお金が逃げていくものにお金を費やしているということです。
お金を働かせるには、上述の「資産と負債の違い」を理解することが第一歩です。
そして、不動産や株式など自分にお金をもたらしてくれるものにお金を使うのです。
金持ちになりたいのなら若いうちに読むべき一冊
実際この本は、終盤になると不動産投資の話になってしまいますので、少し私の目指すところとは異なってしまいます。しかし、金持ち父さんの考え方はとても参考になりますし、私がお金に対して考えていたことを一新するような書籍でした。
特にお金を資産を増やすためにつぎ込んでいくという考えは、出来るだけ若いうちに身につけておくべきだと思いますので、若年層ほどこの本を読むべきだと思います。
また、残念ながらア●ウェイなどの勧誘にも用いられてしまう本ですが(何度か勧誘されたことがあってもはや勧誘の手口を説明できるけど、この話はまた別の機会で。笑)、良書であることは間違いありません。私がつづった内容よりももっと重要なことがたくさん書いてありますので、是非お手に取ってご参考頂ければと思います。