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【文系脳が半導体銘柄をざっくり解説⑤半導体EDAツール】過去1年のリターンは約50%!!半導体EDAツールベンダーのCDNS、SNPS

 
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TOEIC900点ホルダーながらスピーキングが苦手のため、英語スピーキング力を上げるために奮闘中。一方で、米国株への投資による経済的自由(FIRE)を目指している。

 

いつも記事を読んで頂き、ありがとうございます。

 

皆さんからコメントを頂けているので何とか続いている、半導体シリーズ第5弾です。笑

 

先日、最近よく見るYoutubeチャンネルであるMakabeeさんのこんな動画を見ました。


内容は、S&P500の中で2/19(コロナショック前の高値)から8/18(最高値更新)までの間で上がった銘柄ランキングTOP10を見よう!というものです。

 

それでTOP10の企業が何だったかというと、

 

  1. PayPal  PYPL
  2. Nvidia  NVDA
  3. Apple  AAPL
  4. AMD  AMD
  5. Cadence CDNS
  6. QORVO QRVO
  7. Qualcomm QCOM
  8. KLA Tencor KLAC
  9. Servicenow NOW
  10. Synopsys SNPS

 

の10銘柄です。

 

黄色太字で示した6つの企業は半導体関連企業です。強いですね。

 

NVIDIA、AMD、Qualcommはまあおなじみメンバーだと思いますが、Cadence、Synopsys、KLA Tencorはあまり馴染みがないのではないでしょうか?

 

今回はこのうちの2社であるCadence、Synopsysについてお話しようかと思います。

 

 

過去の記事でこれらの企業に見覚えがある方はいないでしょうか?

 

前回記事↓

 

【文系脳が半導体銘柄をざっくり解説④半導体IP】NVIDIAによる買収が噂されるARM

 

 

はい。いますね。笑

 

実はこれら2社の企業は、半導体IP企業としてもトップ10に入るような会社です。

 

じゃあこの2社はどんなくくりなのかというと、実はEDAベンダーとして有名な企業です。

 

半導体EDAベンダーとは何か?

 

半導体EDAベンダーとはその名の通り、EDAツールを提供している企業なわけですが、EDAツールは何かというと、

 

一言で言えば、半導体や電子機器を設計するための支援ソフトウェア・ハードウェアのことを言います。

EDAを利用するためには普通にパソコンを使ってます。

 

私も半導体設計の現場を見学したことがありますが、みなさんPCでプログラミングしたり、EDAを使って設計図を書き上げていました。

設計図を見ても私には全くよくわかりませんでしたが。笑

(例。正直よくわかりません。笑)

EDAツールで何が出来るかというと、電子機器、身近なもので言えばテレビやエアコンなどに搭載されているプリント基板や、複雑な半導体ICの設計ができます。

 

プリント基板や半導体の設計にEDAツールは利用される

 

 

話を半導体に戻しましょう。

 

実は半導体の設計は、昔はコンピューターを使わずに方眼紙と鉛筆を使っていたそうです。昔といっても数十年前の話ですが。

 

と考えると、必ずしも設計にEDAツールが必要ではなさそうですよね。

 

しかし現在の半導体はどんどん複雑になっていて、かつ既存の設計を組み合わせて一つのSoC(ご参考)を作るにあたっては、どう考えてもEDAツールを使った方が早いしコストがかかりません。

 

SoCを設計する際には、必要な機能をEDAツール上でマウスでドラッグして、「ここにはこのデジタルの機能、こっちにはこのアナログの機能、、」なんて設計しているそうです。

 

というか、それこそスマホやPC、サーバーなどに使われる複雑な回路では、もはやEDAツールなしでは回路設計はほぼ不可能と言っていいです。

 

そしてEDAツールの重要な機能にテスト機能があります。

 

このテスト機能によって、コンピューター上で機能の実験が出来るのです。するとテスト回数や廃棄の量が減少し、全体のコストが削減されます。

 

このように考えると、実はEDAツールは設計において不可欠な存在であるということが分かりますよね。

 

米中貿易戦争で半導体業界が軟調であった2019年も、EDA業界は堅調な伸びを見せていました(半導体売上がQ1で10%減少したのに対して、EDAは不況知らずの16.3%増加を見せた)。

 

 

Cadence、Synopsysはどんな存在か。株式リターンは?

 

実はこの超重要なEDAツールの世界では、Cadence、Synopsys、Mentorの3社で寡占状態が続いています。

 

EDAツールは一度採用すると、他のツールへの移行が簡単ではなく、今ではほぼ全ての半導体ファブレス、IDMがこの3社のいずれかが提供するツールを利用しています。

 

そして繰り返しますが、これらのツールがないと最先端の半導体の設計はほぼ不可能です。

 

 

そんなCadence、SynopsysはS&P500の中で2/19(コロナショック前の高値)から8/18(最高値更新)までの間で上がった銘柄ランキングTOP10に入っていたわけですが、リターンはどんなものでしょうか?

 

 

まずはCadence(ティッカー:CDNS)。

 

過去1年間のリターンは54.57%です。

 

次にSynopsys(ティッカー:SNPS)。

 

 

過去1年間のリターンは47.67%です。

 

 

なかなか良いリターンをあげていますよね!!

 

このように半導体業界に不可欠かつ良好なリターンを出しているEDAベンダーも、ポートフォリオへの追加について、検討の余地はあるかと思います。

 

 

米中貿易戦争でも注目されるEDAツール

 

※ちょっとおまけです

 

そんなEDAツールですが、米中貿易戦争でも注目されています。

 

ご存知の通り現在アメリカは、トランプ大統領を中心に中国への制裁を強めています。

 

2020年に入り、5月、6月あたりからまた空気が変わった雰囲気がありますよね。

 

特にHuaweiを中心として半導体企業がやり玉に挙げられ、「中国は米国製の半導体を購入できない」とか、「米国製の半導体製造装置を購入できない」とか、どんどん制裁が強まっています。

 

そこで最近これらの制裁に加えて、どうやら米国製のEDAツールを使った半導体についても、中国は利用(製造)できないという内容に強化することを検討しているようです。

 

ここまでやられると、中国としてはいよいよ、自国での半導体の製造が、商流の川上から制限されることになります。

 

中国としてはここは是が非でも阻止したいところではないかと思います。

 

さんざん申し上げたように、EDAツールはこのように超重要なツールであるため、貿易交渉にも利用されることがわかりますよね。

 

今回はこんなところで。

 

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【文系脳が半導体銘柄をざっくり解説①】そもそも半導体業界とは何ぞや

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