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【効率的市場仮説】売上高前期比+100%でも良くない決算である理由

 
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TOEIC900点ホルダーながらスピーキングが苦手のため、英語スピーキング力を上げるために奮闘中。一方で、米国株への投資による経済的自由(FIRE)を目指している。

持ち株の決算シーズンになりました。

 

決算の確認で重要なことは、

①売上
②EPS
③ガイダンス
の3つがコンセンサスを上回るかどうか

 

を確認することなわけですが、

 

なぜ決算の数字そのもの(=前期比+100%!!とか)ではなく

コンセンサスを上回るかどうか

が重要なのかどうか、考えてみたいと思います。

 

 

ここでキーワードとして、

 

じっちゃまこと広瀬隆雄さんが、「効率的市場仮説」というワードを用いています。

 

どうやらこのキーワードが重要そうなので、紐解いていきたいと思います。

 

効率的市場仮説とは

 

効率的市場仮説とは、一言で言うと、

 

「世間にある利用可能な情報の全ては、常に株価に織り込まれている」

 

という理論です。

 

市場では常に新しい情報が生まれ、その情報が生まれた瞬間に株価に反映されているという考えです。

 

この理論に従うと、たとえば「Appleの業績が良い」という情報があれば、Appleの株価は即座にその情報に見合った株価水準に上がります。

 

そして、この「情報」は、会社による正式な発表に限定されず、それよりも前にみんなが考える、「どうやらAppleの業績は良さそうだ」という見通しもまた情報に含まれます。

 

となると、株価がこのように利用可能な情報をすべて適切に織り込んだ効率的な価格であれば、次に株価が変動するのは誰も知りえなかった新しい情報が生まれたときだけになります。

 

すると、「決算の結果が市場参加者の予想(=ガイダンス)通りであれば、その結果はすでに株価に織り込まれている」ということになります。

 

ひいては、たとえ前年比+100%の売上だとしても、予想通りの結果であれば、良い決算とは言えないわけですね。

 

これが、コンセンサスとの乖離が重要である理由です。

 

 

効率的市場の3つのレベル

 

効率的市場には3段階のレベルがあります。それは、

 

  • Weak型の効率的市場
  • Semi-Strong型の効率的市場
  • Strong型の効率的市場

 

の3つです。ひとつずつ見ていくと、

 

  • Weak型の効率的市場

最初のレベルとして、現在の株価に過去の株価情報がすべて織り込まれているのが「Weak型」です。それが成り立っていればテクニカル分析で市場平均を上回ることは出来ないとされています。

ちなみに米国市場において最も支持されているのはこの状態です。

 

  • Semi-Strong型の効率的市場

次に、公開情報がすべて織り込まれているという状態が「Semi-Strong型」です。これが成立していれば、ファンダメンタルズ分析で市場平均を上回ることはできないとされています。

この状態は米国市場で支持される結果が多くでていますが、一部では疑問視されています。

 

  • Strong型の効率的市場

最後に、インサイダー情報を含めたすべての情報が株価に織り込まれている状態が「Strong型」です。これが成立していると、もはやインサイダー情報をもとにしても、市場平均を上回ることは出来ないとされています。

この状態は米国市場ではほとんど支持されていません。

 

つまり、米国市場において、インサイダー情報をもとにすれば市場を出し抜くことは出来るが、基本的にオープン情報で得られる情報によって市場を出し抜くことは出来ないと考えられているわけですね。

 

じゃあインサイダー情報を基に売買するしか儲ける方法はないのか?というと、そういうわけではありません。

 

今の株式市場は情報統制に非常に厳しいですから、内部の従業員や役員がインサイダー情報を漏らすメリットはほぼないですので、プロの機関投資家であっても知る由はありません。

 

じゃあ何が株価を上げるドライバーになるかというと、コンセンサス予想を上回る決算というわけです。

 

となると、必然的に機関投資家さえも、良い決算が出るか?ということをもとに戦略を考えそうですよね。

 

こう考えれば、詳しく効率的市場仮説のことを理解していなくても、決算をもとに売買する重要性がわかるのではないでしょうか。

 

それでは。

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