20代投資家が早い期間で大きく資産を伸ばす際に取るリスクは「銘柄を絞る」「リバランスはしない」

先日、よしぞうさんという方のこんな記事を読みました。
決して20代投資家に向けて書いた記事ではないようですが、とても勉強になりましたので、ご紹介します。
資産1億円を目指す人のリスクの取りどころ
私は20代投資家ですので、リスク許容度は高いです。
自身の考え方としても、リスクを大きく取って高いリターンを出したい(1億円とか具体的な目標はないですが)と考えています。
高いリターンを出したい場合、どのようなリスクを取るべきなのでしょうか?
前提
私のような人間をモデルとします。つまり、サラリーマンをやってる兼業投資家です。
- 労働収入は続くものとする
- 月に約5万円は株式投資に回せるとする
- 投資期間は30年程度(私は22歳から始めたので52歳までの資産形成を目的とする)
このような前提に立ち、ベンチマークとなるS&P500に積み立て投資を行ったとすると、平均リターンで5%が幸運にも取れた場合、
総資産は約4,160万円になります。
何もしないでただ貯金していた場合の総資産は1,800万円きっかりですから、資産運用としては十分ですね。
次にちょっと良いリターンで平均7%が取れた場合、
総資産は約6,100万円になります。
最後に高いリターンが出せた(10%)の場合、
総資産は約1億1,000万円になります。
これで1億円を超えることになります。
つまり毎月5万円の投資でも、複利パワーが働くことで、1億円の資産を築くことは可能です。
私は結婚もしたいし子供も欲しいので、4,000万円でも十分ですが、52歳で1億円あったらまあ教育費にも心配はないですね。
というわけで、せっかくなので高いリターンを目指していこう、という話になります。
リスクの取り方もさまざま
じゃあ高いリターンを目指して高いリスクを取っていこうや、となった場合に、じゃあ株式投資でリスクを高めるにはどんな方法があるかというと、
信用取引でレバレッジをかけるか、レバレッジのETFを買うかということになります。
しかし先ほど見たように、長期的に投資期間を設けられて、複利効果を生かせる20代投資家であれば、どうやら極端にリスクを取る必要はなさそうです。
じゃあどこでリスクを取るかというと、ズバリ、
銘柄を絞る。
リバランスをしない。
の2点です。つまり、銘柄の選択と集中というわけです。
一般的にリスクの低下を目指す場合は、銘柄は分散させ、リバランスを行うというのが定石です。
しかし、高いリスクをとっていく方針の場合は、銘柄は分散させすぎず、リバランスは行わずに伸びている銘柄に資金を集中していく必要があるというわけです。
まあ理由は単純ですよね。
銘柄を分散させすぎると、高いリターンが薄まってしまいます。
また、リバランスをするということは高いリターンの銘柄を売って、低いリターンの銘柄を追加購入するということはすなわち、きれいな花を間引きして雑草に水をやっているのと同じというわけですね。
切るべきは雑草(悪いリターンの銘柄)ですからね。
このようなリスクの取り方を行えば、成功確率は高まるのではないかな?と考えています。
もちろん銘柄の選択を間違えないという前提はありますが。笑
じゃあ銘柄の選択はどないすんねんという話ですが、私は引き続き、決算の良い銘柄を切り口に進めていきたいと考えています。
米国株投資の経験も増えてきて、結局決算の良い株を持っているのが正解だな、というのが感覚的にも数字的にもわかってきましたので。
あくまで「比較的早く資産を伸ばしたい場合」ではある
ただ、今回紹介した方法はもちろん、投資家のリスク許容度によっても向き不向きはあります。
私はできるだけ早く資産を伸ばしたいと考えていますので、このような方針で投資を進めていければと考えていますが、もちろん個々人のリスク許容度によっては、インデックス投資が心地よいという場合もあります。
せっかくの20代なので、尖った投資をしていこうと思います。
それでは。