相田みつを美術館に行ってきた

相田みつを美術館に行ってきました
本当にただの雑記です。
先日、丸の内近くの相田みつを美術館に行ってきました。
場所は東京駅、丸の内、有楽町近くの東京国際フォーラム地下1階です。
別に行く予定はなかったんですが、ふらっと行くことになりまして、入場料800円を払って美術館に行ってきました。
雰囲気はかなり厳か
相田みつをさんというと、イメージは「人間だもの」に代表される、ほんわかなイメージが何となくありました。
しかし相田みつをさんは書家として、出家はしていないものの仏教の影響をかなり受けていらっしゃる方です。
私は不勉強でかなり気軽な気持ちで訪れたのですが、美術館の展示スペースはかなり厳かな雰囲気で、作品と相対して一文字一文字の意味を感じ取るような美術館でした。
作品はそれぞれA3くらいの紙に書かれたものもあれば、布に書かれたかなり大きいサイズの作品もあり、それぞれに解説がついています。(撮影は出来ません)
作品の感想を話して楽しむというよりは、相田みつをさんの伝えようとしていることを何とか噛みしめていくという、真剣に見るとちょっと体力のいる美術館だと思います。
相田みつをさんって結構苦しまれていたのかな?
仏教の影響を受けているという話は先ほどしましたが、作品を見ていると、相田みつをさんも人生の中でたくさんの苦しみを味わってきたのかな、というのが見て取れました。
人間関係の苦しみ、自分の能力不足による苦しみ、恥じらい、、
その自分を受容するために、また、同じように苦しんでいる人々に向けて、今世に出ている作品は作られていたのかな、と感じました。
ちなみに、皆さんが知るような作風になったのは晩年(50代~60代)とのことで、そのくらいの年になってもなおも苦しまれていたのか、と思うと何だか切なくもなりました。
ただ一方で、悩みが多い自分にとってはとても勇気づけられる言葉がたくさんあって、久しぶりに心が洗われた感覚がありました。
いままで何となく相田みつをさんをネタ的に扱っていた(何かそれっぽいことを言った後に「みつを」っていうとか笑)自分もいましたが、本当にめちゃくちゃ失礼だったと今更反省しております。
今度名言カレンダーでも買おうかと思っています。笑
もともと相田みつをさんのファンである方や、丸の内周辺で行くところがなくなったりした際には訪れてみてはいかがでしょう。
入場料よりも多くの発見があると思います。