投資のモチベーションを維持するための配当は必要か

投資のモチベーション維持に配当が必要という主張
配当収入は目に見える投資収益であり、インカムゲインとして四半期ごとに利益確定することで、投資の成果を可視化することが出来ます。
配当収入をKPIとすることで継続的な投資に成功している投資家と言えば、私に米国株投資を始めるきっかけを与えて下さった三菱サラリーマンさんです。
最近株価の上下が大きくなっていて、特に私のような投資経験の浅い投資家にとってはやはり不安も大きく、「市場から退場しない」ということの重要性を再度確認し、平常心でいることを心がけているところです。
このようなかかる状況下、配当収入はやはり可視化できる投資収益として魅力的ですし、株価低下局面においても心に安寧をもたらしてくれる収益の一つです。
私もこの主張には同意しますし、配当収入が大きければ大きいほど、株式市場から退場する確率は下がっていくでしょう。
高配当株式投資はやめてグロース株投資家に変わってます
とか言いつつ私は高配当株式投資を中断し、グロース株投資家として投資の道を歩んでいるところです。
ではそれが原因で株式市場から退場する確率が高まったかと言うと、それは違います。
なぜなら以下の点から、自分の信念のもと投資を継続しているからです。
①生活に必要な資金は確保し、投資はあくまで余剰資金で行っているという整理
まずそもそも大前提として、株式投資は私の余剰資金で行っています。これは投資家が株式市場に臨むにあたって持つべき当然の態度ではありますが、このことは非常に大きな意味を持つと思っております。
私の平均的な月間の支出は約10万円ですが、常にこの3倍以上は手元資金として準備しており、その上でケチケチ節約により捻出した資金で株式投資を行っているのです。
そのため、そもそも株価が低下しようとも日々の生活に大きな支障はありません(そりゃショックですけどね!!笑)し、ダメならサラリーマンとして我慢する期間が周りのみんなと同様になるだけだな、くらいにどっしり構えることが出来ています。
②基準を満たした、株価が右肩上がりの銘柄のみに限定している
自分で設定した以下の基準を満たし、
- 営業CFが毎年着実に増加している
- 営業CFが純利益よりも大きい
- 営業CFマージン(営業CF/売上高)が15~35%
かつ株価が右肩上がりの銘柄のみに限定しています。
VISA
MSFT
SBUX
この右肩上がりの様子を見ていれば、一時的な下落があっても(決算が堅調である限り)信じて保有することが出来ます。
そしてこの決算が堅調ということの基準は、
- EPSがコンセンサスを上回る
- 売上高がコンセンサスを上回る
- ガイダンスがコンセンサスを上回る
となるため、この決算を四半期ごとに確認し続けることで、保有し続けるかどうかを判断していくわけです。
これらの基準を満たし続ける限り、たとえ景気後退局面において一時的に株価が下落しても、配当金が少なくとも、私はこれらの銘柄を保有し続けます。
きっと長期的に高いリターンをもたらしてくれるだろうと信じています。
というわけで
冒頭の「高配当株式投資によって景気後退局面でも投資のモチベーションを維持する」という主張は同意しますが、
やはり資産が少ない今のうちは、高配当株式投資で四半期ごとに数千円の配当を得てそれを再投資するよりも、リスクをとってトータルリターンを重視した方が資産の増加は早いと判断しているので、配当よりもトータルリターンを重視した投資を続けていきたいと思います。
配当はもらえるに越したことはありませんが。というか羨ましい。
それでは。