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注目すべき米国の経済指標【初心者向け】

 
経済指標
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TOEIC900点ホルダーながらスピーキングが苦手のため、英語スピーキング力を上げるために奮闘中。一方で、米国株への投資による経済的自由(FIRE)を目指している。

たまにはファイナンサーっぽい話でもしようかな、ということで、今日は簡単に米国の経済指標で特に注目しているものについてご紹介します。

 

あまり難しく書いてもつまらないと思うので、できるだけ簡単に書ければと思います。

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米国の中央銀行

さて、米国の経済指標を知る前に、そもそもどのような金融政策を行っているかということを知る必要があります。

 

まず知るべきなのはFED、FRB、FOMCという言葉ですが、いずれも米国の中央銀行に関わる言葉です。

めちゃくちゃ簡単に言うとこんな感じです。

FED=連邦準備制度(簡単にいえば米国の中央銀行制度そのもの)

FRB=連邦準備制度理事会(FEDの最高機関で、日本で言えば日銀)

FOMC=FRBが開く会合のこと。年に8回。金融政策を決定する。

つまりは、米国の中央銀行制度であるFEDの最高機関であるFRBが、年に8回FOMCを開いて金融政策を決定しているというわけです。

 

ではここでFEDがどんな使命(目標)を持っているかという点ですが、

FEDの使命

金融政策によって雇用の最大化、物価の安定、長期金利の適正化を追求すること

 

これらが法律によって定められており、FEDはこの使命に向かって金融政策を決定していきます。

とてもとても重要なのでFEDの使命は頭に入れておいて頂きたいのですが、覚えるべきは

雇用の最大化、物価の安定

の2点で大丈夫です。

なぜなら、この2つの使命を全う出来れば、長期金利の目標はおのずと達成されるという考えを持っているからです。

 

そのため、FEDの使命=雇用の最大化、物価の安定

でオッケーです。

 

この2つの使命を全うするためにFOMCで金融政策を決定するわけですが、このFOMCの結果によって先々の景気や雇用、物価見通しなどを確認できるため、我々ファイナンサーはFOMCに対して非常に高い注目度を持っています。

 

FOMCの結果発表には3つの方法があります。

FOMCの結果発表

  • 声明文

最も重要。FOMCを実施した即日に発表される。政策の決定内容、景気認識、雇用、物価見通しについての文書が発表されます。

マーケットの関係者は一期一句の変化についてとても注目しています。そのため日経新聞で「前回と今回の比較」なんて記事が出ていたりするほどで、わずかな言い回しの変化でもマーケットが上下することは珍しくありません。

 

  • 議事録

FOMC実施の3週間後に発表される。FOMCで行われた議論の過程が読み取れるため、誰が何の発言をしたか(一部の議員がとかの表現だけど)で先行きがどうなるか予測したりするため、議事録まで読む人も多いです。これを読む先輩も部署にいます。

 

  • 経済見通し

四半期ごと(3.6.9.12月)のの会合時にFRBの経済見通しが発表される。この見通しにより今後の利上げ、利下げ観測を行うこともできるため、注目の一つ。

 

米国の金融政策

 

ではどうやって金融政策を行っているかというところですが、最も重要なのは、銀行間の短期市場金利であるFF(フェデラル・ファンド)レートの誘導目標公表により、市場におけるお金の供給量を調整するという方法(伝統的な金融政策)です。

 

ニュースでよく出てくる利上げ、利下げと言って騒いでいるのは、このFFレートの誘導目標を上げたり下げたりすることを指しています。

利上げは景気の加熱を防ぐための政策であるため景気の減速、利下げは景気後退を防ぐための政策であるため景気の回復を示唆します。

 

2019年5月18日現在、FFレートの誘導目標は2.25%〜2.50%です。

 

この金利が低いか高いかと言えば、めちゃくちゃ低いです。異常です。

 

昔はFFレートは8%前後の時代があったように、今はめちゃくちゃ低いわけです。

 

そして、なぜ近年利上げに注目が集まるかと言うと、異常な状態からの回復を目指しているからです。

 

2008〜2009年のリーマンショックにより、世界経済は一斉に減速し、各国は金融政策の対応に追われ、日本も含めてゼロ金利政策が行われました。その後、金利だけでなく量的緩和(非伝統的な金融政策。国債の買入れて市場の資金を増やすこと)も実施されています。

 

この異常な状態から正常に戻るために、米国は数年かけて徐々、慎重に金利を上げてきたわけです。「金利の正常化」とか言ってるのはこのことです。

 

しかし金利を上げることは景気の後退につながりますから、当然マーケットの注目が集まるわけです。

 

では、どのように金利の上下を決めるかということで、経済指標が重要になるわけです。

 

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米国における重要な経済指標

 

米国の最も重要な経済指標は雇用統計です。

雇用統計

毎月第一金曜日に、前月の雇用統計が発表される。特に非農業部門雇用者数失業率時間当たり賃金が注目です。

 

ここで、FEDの使命を思い出してみましょう。

FEDの使命=雇用の最大化、物価の安定

 

つまり、この雇用統計を見れば、FEDの使命が果たされているか確認できるわけですから、最も重要な指標となります。

 

  • 非農業部門雇用者数

その名の通りですが、非農業部門の雇用者数が増加したかどうか、というものです。前月比15万人以上増加が続いていれば、失業率は低下傾向かな、と考えて確認しています。直近(2019年4月)は26万3,000人の増加でした。堅調です。

 

  • 失業率

失業者÷労働力人口×100で算出されています。直近(2019年4月)は3.6%です。こちらもかなり堅調(低い水準)です。

 

  • 時間当たり賃金

その名の通りです。直近(2019年4月)の伸び率は前月比0.2%増です。市場予想は下回りましたが、伸びは確認できています。上記2つの指標が良くても、この時間当たり賃金が悪いことで株価が上がらなかったなんて時期も昨年はありました。

 

この3つの内容を見て、FEDは利上げに動くか、はたまた利下げをするかという判断をするわけなので、マーケット参加者は最も注目しているのです。

 

ISM景気指数

景気の概要が分かる指標として注目です。似たもので日本には日銀短観があります。

簡単に言うと、民間会社の購買担当者への景気が良いか悪いかのアンケートです。こちらも第一営業日に前月の指数が発表されるので、速報性が高い指標として注目されています。

景気拡大と縮小の分岐点は50で、これより高ければ景気拡大を示唆、低ければ景気縮小を示唆します。直近(2019年4月)の製造業景況指数は52.8、非製造業総合景況指数は55.5でした。市場予想を下回る結果となりました。

 

その他にもたくさんの指標がある

 

その他にもいろいろ重要な指標はありますが、初心者向けということで、とりあえずこの2つを理解していただければと思います。

今後追記もしようかと考えています。

 

こんな感じで米国の経済指標を理解して、楽しく米国株式投資をしてみましょう。

若手金融マンが米国株式投資を始めるべき3つの理由

 

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